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    「国際モダンホスピタルショウ2025 in 九州」登壇・出展・出展支援を無事終了一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会(HIA)

    一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会(以下、HIA)は、2025年12月17日(水)・18日(木)に福岡国際センターにて開催された「国際モダンホスピタルショウ2025 in 九州」において、セミナー登壇、ブース出展、および関連企業6社の出展支援を行い、すべてのプログラムを盛況のうちに終了いたしました。

    本イベントの開催にあたり、主催である一般社団法人日本病院会、一般社団法人日本経営協会をはじめ、関係各位に心より御礼申し上げます。また、各セッションにご参加いただいた医療関係者の皆さま、ならびにHIAブースへ足をお運びいただいた皆さまに、深く感謝申し上げます。

    ▲両セッションとも満席でした

    会期中は、両日ともにセッション会場・展示ブースともに多くの来場者で賑わい、医療DX、病院経営、医療データ活用に関する活発な議論と情報交換が行われました。HIAブースでは、医療機関関係者、企業、スタートアップ、研究者など多様な立場の方々とのディスカッションが連日行われ、非常に有意義な交流の場となりました。

    ■ セッション概要

    【12月17日(水)12:30〜13:30】

    医療機関はどう変わるべきか ~ 戦略経営×医療DX─現場に効くデジタル活用

    ▲登壇者の真野先生と北爪CEOと共に

    本セッションでは、「医療機関はどう変わるべきか」をテーマに、戦略経営と医療DXを統合的に捉える視点が提示されました。
    真野俊樹教授(中央ビジネススクール)からは、医療リスクマネジメントと医療経済学の観点から、病院経営が直面する構造的課題とデジタル活用の本質について解説がありました。
    Piponの北爪聖也CEOからは、診療現場における業務効率化と患者体験向上を両立する具体的なDX事例が紹介されました。
    HIAの天野達郎・大角知也からは、全国の医療機関と伴走してきた経験をもとに、「成功する医療DX」の共通点と、導入時に陥りやすい課題が共有されました。
    後半の座談会では、経営・現場・テクノロジーの視点を横断し、医療機関が今後優先的に取り組むべきテーマについて立体的な議論が行われました。

    各セッションでChat GPTを活用し、Take home messageを作成しました。

    参加者向け Take home message(5行)

    ・医療DXは「システム導入」ではなく、業務プロセス改革とセットで初めて成果が出る。

    ・AIは100%の精度を求めるものではなく、80〜90%の効率化でも十分な価値がある。

    ・人がやるべき業務とAIに任せる業務を明確に仕分けすることが第一歩。

    ・データ活用の成否は、経営層の意思決定と現場を巻き込むリーダーシップにかかっている。

    ・まずは「触ってみる」ことが、医療DXを前に進める最短ルートである。

    【12月18日(木)10:30〜12:00】

    【第1部】病院経営に効く“医療の価値”の可視化
    【第2部】医療経営の未来を阻む“見えない5つの壁”

    ▲登壇者の平木先生と共に

    第1部では、医療データとDXを活用した現場改善のアプローチが紹介され、医療の「価値」を可視化することが経営改善につながる点が議論されました。
    第2部では、診療報酬依存、人材不足、コスト構造、データ活用、電子カルテといった、日本の医療機関が抱える「5つの構造的な壁」が整理され、データと現場知をもとにした具体的な突破口が示されました。
    病院経営におけるBPR(業務プロセス再設計)や管理会計、データ統合基盤の重要性について、多くの共感と質問が寄せられました。

    各セッションでChat GPTを活用し、Take home messageを作成しました。

    第2部 Take home message

    ・病院経営を阻む課題は「自費診療・DX・コスト・データ・電子カルテ」の5つの壁に整理できる。

    ・患者起点のサービス設計とLTV視点が、持続可能な経営の鍵となる。

    ・DXはBPR(業務プロセス再設計)と管理会計の導入が不可欠である。

    ・データ統合は高度な仕組みよりも、まず「整理整頓」から始めることが重要。

    ・経営層が全体設計と優先順位を示すことが、変革を実装する最大の推進力となる。

    ■ 参加者の声

    アンケート結果から参加者の声(抜粋)

    ・病院経営が抱える課題を『5つの壁』として整理した説明が非常に分かりやすく、腹落ちしました。

    ・単なるIT導入ではなく、業務フロー理解やデータ活用、オープンな連携の重要性を具体例とともに学ぶことができ、大変参考になりました。

    ・医療現場・経営・ITそれぞれの立場で“明日から考えるべき視点”を得られる、貴重なセッションでした。

    参加者からは、病院経営の課題を「5つの壁」として構造的に整理した点や、現場・経営・ITを横断した具体的な示唆が分かりやすく有益だったとの声が多く寄せられました。

    今後も医療機関・企業・関係者の皆さまと継続的に議論を重ね、実装につながる医療DXを共に考えていければと考えています。

    ■ 出展・出展支援について

    HIAは会期中、以下6社の出展を支援しました。

    各ブースでは、来場者との具体的な課題相談や協業に向けたディスカッションが多数行われ、医療DXの社会実装に向けた実りある対話の場となりました。

    ■ HIAからのメッセージ

    HIAは今後も、医療機関・企業・行政・大学をつなぐ共創のハブとして、現場に根ざした医療DXと病院経営の高度化に取り組んでまいります。